点で重ねてきた経験を、自然と文化をつなぐ体験へ

佐藤 恵美子(東京山側DMC アドベンチャートラベル・自然体験学習)

Q:東京山側では、どんな活動をしていますか?

アドベンチャートラベル(自然・文化・体験を組み合わせた旅)と、子どもたちの自然体験学習に携わっています。


旅のお客さまと山道や参道を歩いたり、子どもたちと森の中で遊びと学びの時間をつくったり。


フィールドに出て、人と自然、人と地域のあいだに立つことが、いまの私の仕事です。

guide-sato-1.jpg

Q:これまで、どんなことに打ち込んできましたか?

5歳から書道を続けていて、もう20年以上になります。


中学生のとき、震災のあとにモンテネグロへ招かれる生徒6名に選ばれ、現地の子どもたちに書道のワークショップをしました。初めての海外で、文化を伝えることの面白さを知った経験です。


高校からはフラを学び、毎年夏の1か月をハワイで過ごして、踊りの背景にある文化や精神性まで学んできました。

guide-sato-2.jpg

Q:大学と、その後の仕事について教えてください。

宮大工の家系に育ち、大学では建築を学びました。研究室のテーマは、地域の生業(なりわい)や地形、素材、文化と建築を結び直すこと。


宮城県丸森町で養蚕や和紙に触れながら、卒業研究では和紙の素材の流れと、地域のつながりを育む和紙の建築に取り組みました。


卒業後は商社で5年間、新卒採用と新規開拓の営業を担当しました。初めての相手のところへ飛び込み、関係を築き、丁寧に、そして速く物事を進める。その力は、いまの現場でも生きています。

guide-sato-3.jpg

Q:現場で大切にしていることは?

相手に合わせて、丁寧に対話することです。


フィールドでは、まずよく観察すること。そのうえで、その人に合った声のかけ方や進め方を考えます。


書道やフラ、サーフィンと、体を通して文化や自然に触れてきました。だからこそ、頭で知るだけでなく、体で感じる体験を大切にしています。

Q:これから東京山側で、どんなことをしていきたいですか?

書道とフラ、建築と地域の研究、商社での仕事、そしてサーフィン。点で積み重ねてきた経験が、ここに来て一本の線につながってきました。


「自分の人生が自然とこの方向に集約してきた」と感じています。


これからも、自然・文化・地域を結ぶ体験の価値を、東京山側でつくっていきたいです。

佐藤 恵美子

佐藤 恵美子 (さとう えみこ)

アドベンチャートラベル・自然体験学習

東北工業大学 ライフデザイン学部卒業。建築系の研究室で、地域の生業・地形・素材・文化と建築を結ぶデザインを研究し、宮城県丸森町の養蚕・和紙を題材に卒業研究に取り組む。

卒業後は商社で5年間、新卒採用と新規開拓営業、既存のお客さまへの新しいサービスの提案を担当。

5歳から続ける書道、ハワイで学んだフラ、サーフィンなど、体を通して文化と自然に触れてきた経験を生かし、現在は東京山側DMCでアドベンチャートラベルと子どもの自然体験学習に携わる。