Q:新しい日本の産業と呼ばれるアドベンチャートラベルに東京山側は注力していきます。アドベンチャートラベル事業に対する期待やワクワクする部分を教えてください。
私が幼少期から学んできた自然の中での感覚、日本古来の山岳信仰・八百万の神など、日本人の自然に対する考え方。世界で1番地面が動く地質豊かな日本が生んだ、歴史文化を世界の人に体験を通して知って頂くことができる。そこに魅力を感じています。
そして国内唯一と言っても過言ではない右肩上がりの産業になります。こんなこと言うと怒る人もいるかもですが、東京が頑張らないと日本のアドベンチャートラベルは難しいと感じます。それは、2023年に北海道で開催された「アドベンチャートラベル・ワールドサミット(ATWS)」に参加して感じました。また日本の国際基準のアドベンチャートラベルガイド不足は大きな問題です。
インバウンドの7割は羽田・成田を経由し東京滞在します。東京山側では、この7割を取り込みタイト考えています。富裕層は今までの浅草、渋谷、スカイツリーではなく、自然体験や文化体験を求めています。そこで出番となるのが都心から約60分の東京山側です。東京から地方に行けば素晴らしい自然がありますが、いきなりインバウンドのお客様を送り込むのは現状難しいです。既存のゴールデンルート離れはすぐにはしません。新しい東京山側ツアーと、地方に眠るオリジナルのストーリーで繋ぐことにより海外への販売価値が付きます。
東京山側では、国際基準のアドベンチャートラベルガイドの育成を推進します。様々な可能性に溢れている産業なので、ワクワクしています。